咳をしても看護師。

しがない看護師の日記です。

コロナって車やろ?

 

こんにちは!まるです(/・ω・)/

 

昨日、テレビを毎日見ている入居者さんに

「コロナって知ってますか?」と聞くと

「くるまやろ?」と言われました。

 

間違いない。

 

突然防護服つけてやってくるようになった私たちを

どんなふうに思っているのだろう。

「なんでこんな格好してると思います?」とも聞いてみましたが

ちょっと考えてくれたけど最終的に無視されました(笑)

 

 

私は、認知症の患者さんが好きです。

このようなことを言うと語弊があるかもしれませんが。

 

あほ!とか死ね!とか言われるし、

手や足も出るし、

こちらの業務が極端に滞るようなことをされてしまうと

辛いこともありますが、

症状なので仕方のないことです。

関わる側の態度でその場は解決することもあるので

コミュニケーションの勉強になります。

(若い時はそんな風には思えませんでした。)

 

それが24時間だと疲れてしまうのも事実ですけどね。

家で1対1とかで介護してる人に向かって

仕方ないんだから。となだめるのはとても酷な話だと思います。

そういう方には、自分の精神衛生を保てるよう

使えるサービスはしっかり使って

相談相手をきちんと持っておくことを強くオススメしますし、

そういう存在がいてくれることを願います。

 

 

話がそれましたが、

うちの職場ではコロナに感染して入院加療されていた方が

徐々に退院されてきています。

 

メディアでもたびたび取り上げられていますが

「後遺症」というものの存在を感じています。

 

PCR陰性となり、平熱の状態で退院されていますが、

食欲がなかったり

以前より活気がなかったり

他にも疑わしい症状がいくつかあり万全ではありません。

分からないからこその不安があります。

 

 

病床のひっ迫が続いているようですが、

陰性化しているけどそういった後遺症のせいで点滴が必要であったり

ADLが著しく低下していることによって

家には帰すに帰せない患者さんもたくさんいるのではないかと想像します。

 

脳卒中や整形術後などでは

リハビリ期を担う病院があったり、

急性期を脱したら療養型病院に。

終末期にはホスピスに。

など、既存の病気には後方支援のシステムがあります。

 

コロナでも軽症~重症に分けて転院することはあっても

受け入れをしている病院は限られていて、

そもそもの母体が足りていないので

本当にギリギリなんだと思います。

 

重症の病院から軽症の病院に転院したその日に急変したり、

翌日に退院が決まっていた方が

急にお亡くなりになったりといった事例もあるようです。

 

もう、こわすぎ。

なんやねん。

 

 

ただ一つ言えることは、

冒頭でのやりとりのようになーんにもわけわかってない人たちを、

守りたいってことだけ。

 

高齢者は、私たちが生きる社会を支えてきてくれた人たちだから。

しんどいことを乗り越えてきた人たちだから。

私が生まれてから今まで生きてきたことに

何かしら影響を与えた人かもしれないから。

尊敬と、恩返し。

 

くるまやろ?とか言われたら、

ちょっと和むしね。(笑)

 

 

自身も一度はPCR検査で陰性になっているけれど、

もしかしたらその翌日には感染していたかもしれない。

とにかくそんなことはわからないけれど、

今日も明日もとりあえずこの冬を乗り切る為に

自分にできることをやっていくわけです。

 

昨日はМ-1おもしろかった!

笑いなんて、なんぼあってもいいからね。

 

おわり~