咳をしても看護師。

しがない看護師の日記です。

コロナ対応

 

 

こんにちは!まるです◎

 

 

突然ですが私は今、コロナ対応をしています。

 

指定感染症のため本来ならば原則入院なのですが

メディアでの報道でご存じの通り医療が逼迫しており、

軽症ならば自宅やホテル療養となっているのと同じように、

施設でも入院できない場合があります。

他の入居者も、一度PCR陰性でも可能性は十分あるので

それなりの対応をしています。

 

防護服をつけての業務は普段の倍以上時間がかかるし

それだけでも結構なストレスになります。

 

私はこれまで、それなりに様々な感染症の対応をやってきて

スタンダードプリコーションやガウンテクニック、ゾーニングの概念を

標準レベルで理解し経験しています。

 

まあガチガチにN95までつけての対応といえば

帯状疱疹散布疹(水痘のような扱いになる)、ノロウイルス(消毒が不十分な場合空気感染の可能性ある)、皮膚の壊死組織の多剤耐性緑膿菌(患部の処置に入るとき確かつけてた)

くらいだったと思います。

多剤耐性菌とか、偽膜性腸炎とか出たときも物品個人用にしたりとか

スタンダードプリコーション+αの対応はしてましたね。

あくまで病院独自の感染委員会の決まりで行っていたものです。

 

新型コロナの感染ルートは、基本的には飛沫・接触感染と言われていますが

エアロゾル感染の可能性があるというので

陽性の人の部屋ではN95つけて対応してます。

飛沫したウイルスが空気中で数時間生き続けるってイメージです。

 

これがね、息苦しいんですよね。

頭くらくらします。

 

あとフェイスシールド。

あれも反射で視界がゆがむ感じで、

めまいがします。

三半規管弱いんかな。

 

手袋も二重にして、

あれでルート確保、むずすぎ。

 

これをさー、

半年以上やってるコロナ対応病棟看護師さんたちを

私は本当に本当に尊敬するよ。

尊敬なんて言葉、甘っちょろすぎるけど。

 

今の私は数週間程度の短期的な対応だし

あくまで家で見れるレベルの陽性者しか残ってないからさ。

生活の補助は介護スタッフさんがやってるし。

 

重症化した認知症の陽性者すべての対応を

受け持ち看護師がするって想像すると、

ほんとにほんとに、無理がある。

通常の医療行為に加えて、

食事、排泄、清潔、掃除、リハビリ、転倒予防、褥瘡予防、認知症悪化予防、e,t,c,,,,

ぜんぶ。

家族の対応もあるよね。家族は家族で、会いたいのに会えないし。

毎日でも面会するタイプの家族なら、

毎日でも連絡ほしいって思ってるやろねえ、、

 

通常の医療行為って言っても、

呼吸器乗ってたらそれだけで

訪室回数は何倍にも増える。

アラーム鳴ったらすぐ行かなきゃだけど、

防護服つけるのに最低でも1分はかかるよね。

どうしてるんだろ。事前に防護服つけてるのかな。

不穏や認知症で自己抜管とかあるしさ。

吸引も頻回になるし、完璧に防護してても確実に飛沫はある。

体位変換も数人がかりだし、清拭とかもっと大変。

 

挿管までしてたら経口摂取は出来ないから

経鼻栄養または高カロリー輸液。

それはそれで、管理に時間かかる。

 

挿管してなかったらしてなかったで、

マスクフィッティング難しくて何回もアラーム鳴る。

口角に潰瘍できたりする。

 

エクモに関しては、ごめんなさい経験ゼロです。

調べた限り、めちゃ怖い。←素人

 

でもエクモまでいって復活して病院にお礼言いに来てた人の映像みて、

泣けました。←素人

 

 

テレビの取材でコロナ病棟看護師が、

退院後の掃除だけで、3人がかりで2時間弱かかるって言ってた。

えぐい。何時に帰ってんのまじで。

 

こんだけがんばっても、

お亡くなりになるときは無力感が半端ないはず。

まだまだ研究段階の治療でも、やるしかない。

 

 

こういった仕事を、長期間。

いつ自分が感染するかわからない。

むしろ、感染してるかもしれないと思って生活してると思う。

 

多分、仕事での体力的ストレスより

こっちの方が大きいんじゃないかなあ。

看護師なんか、沖縄とか海外とか

好きなアーティストのライブ行くためとかに

がんばって稼いでる人種が多いのに。

 

 

感染症に支配されている現代社会。

誰かを否定したり、誰かのせいにしたくはないけど、

想像力を豊かに持つことはほんとに大事だなって思う。

 

実際、自分の周りに医療従事者がいなかったら

わかんないだろうけど、

知ろうとさえすれば簡単に知れる社会であるのも事実。

 

驚くべきは、

うちの施設のスタッフでも今このタイミングで

ちょっと無自覚と言わざるを得ない行動をしてしまって

陽性の連絡が入ったりしてる。

 

 

わかんないよ。

どこで感染したか、だれが感染させたか。

 

わかんなくて良かったとも思う。

感染経路が目に見えてしまったら、

それこそ争いが起こる。世界では戦争が起こるかも。

 

 

分からなくてもやもやすることが

ストレスを助長させるのも事実だけど、

分からないからこそ連帯責任で

この未曾有の事態を乗り越えなきゃいけないんだと思う。

 

 

 

テーマがまとまってなくて

何が言いたいか分からなくなってるけど。

 

しばらくはコロナについて書いていくかもです。

介護の現場だからこその苦労とかも当然、あります。

 

いったん、おわります。

では、また!